アナタは「ものづくり」をする人間としてプロか、アマか。

アマチュア・アーティストを示す9つの警告サイン


   

あなたは “プロ” のアーティストですか?

    

     

法人スポンサーがいるか、大金を稼いでいるかという話ではありません。ましてや本職を辞めてインスタントラーメンとスタバ(貧乏でもカフェモカは必要)で暮らせと言っているわけでもありません。これは、あなた自身の姿勢と自分のアートについての考え方を変える話です。これを読めば、周りは大抵あなたのアートをあなたと同じくらい真剣に受け止めているということが分かるでしょう。 

     


       

アマチュア・アーティストとしての警告サインとは?

   

1. インスピレーションを待つ

  

プロのアーティストは集中し腰を据えて毎日作品作りをしますが、アマチュアのアーティストは“気分”が向いた時だけ作品作りに取り組みます。

  

インスピレーションは待つものではなく、こん棒をもって追いかけるものだ。

—ジャック・ロンドン

  

プロのアーティストや作家やミュージシャンは、インスピレーションが湧いた時や、月が水瓶座の第7宮にある時にだけ制作すればいいわけではないと分かっています。

  

本当にクリエイティブなプロは、1日も欠かさず制作場に現れて何かしらします。

  

それが素晴らしい結果にならなかったり、ゴミ箱行きになることもあるでしょう。でもプロは何があろうと制作場にやって来て制作をするのです。

   

   

 2. 他の用事ができたら制作を止める

   

    

プロのアーティストは、たった1時間机に向かい半章だけ書いたり、キャンバスに筆で数本線を描いただけで10分後に始まる好きなテレビ番組のためにその日の仕事を切り上げたりはしません。

  

プロのアーティストや作家やミュージシャンは、自らのミューズ(創作意欲の女神)が体内の創造的エネルギーを最後の一滴も残さず使い切るまで作り続け、その後に忘れたり置き去りになっているものがないか確認する作業に入ります。

  

始めの1、2時間は自分の中の気まぐれなミューズの注目を得るための準備運動にすぎないと分かっているのです。 

        

   

3. いつも焦点を変える

   

    

プロは、仕事を完成させるには何十年とは言わなくても、何年もの実験や練習を伴うことを知っています。

  

アマチュアが気分によってスタイルや媒体を変える傾向にある一方、プロのアーティストは「多芸は無芸」を心得ています。

  

たとえプロのアーティストが、作品やスキルの発展に伴い焦点を変えることがあっても、彼らは控えめにやりますし、大抵は自分の選んだ媒体の範囲内でやります。

  

言い方を変えれば、絵描きは絵を描き続け、物書きは物を書き続け、ミュージシャンは演奏し続けるということです。もちろん中にはプロの画家やミュージシャンでありながら物を書くのがすごく上手な人もいますが、そうした人は例外です。

  

私たちの圧倒的大多数は、自分の時間とエネルギーを想像力を弱めるようなリスクにさらすより、自分の選んだ職の訓練や実行に専念する方がはるかに良いでしょう。

   

   

   

4. 作れば自然と客が来ると思っている

  

プロは、アーティストでいることが単にアートを作り出すこと以上のことだと理解しています。職業紹介所へ引きずられて行って「“ちゃんとした”仕事を見つけろ!」と言われるまで、家族全員の食べものは安くて簡単なマカロニ&チーズやスパゲッティーだけになることを分かっています。

  

プロのアーティストは決して自分の作品に愛着を持ちすぎたりしません。もっとアートを作る機会を増やすためにそれを売らなければならない日が来ると分かっているからです。

  

プロは、アートの作り方だけでなく、その売り込み方も知らなければならないと心得ています。将来的な客は誰か、どこに出入りしているかを必ず調べます。また、そうした将来的な客に「金を出してくれ」と頼む前に、彼らとの関係を築きあげる必要があることも分かっています。

  

プロのアーティストは、21世紀は実世界だけでなくネット上でもアーティストとしての評判を築く必要があると分かっています。

    

  

   

5. 成功がすぐに起こるものだと思っている

   

アマチュアは、1〜2年あれば評判を確立できキャリアをスタートできると思っていますが、プロは、その工程には大抵の場合、想像よりはるかに長い時間がかかると分かっているので、今すぐ始めることの重要性を理解しています。

  

 プロのアーティストにとってアートは趣味や気晴らしではなくビジネスです。だからアートをビジネスとして扱います。

  

他の職業と同じように毎日仕事場へ行き仕事をするのはもちろん、底辺から徐々に地位を築いていく必要があると分かっています。

  

長期戦を覚悟し、自らのビジネスの全側面(制作、人脈作り、売買取引、消費)に日々少しずつでも積極的に取り組みます。

  

なぜなら真の成功は、数週間ではなく何年も費やしてやって来ることを分かっているからです。

       

  

6. スケジュールや体系化は必要ないと思っている

   

   

アマチュアのアーティストは、社会のルールに沿う必要はないというヒッピー的な自由精神こそアーティストだと考えています。

  

しかしプロは、作品の中で無茶でいるには人生においての体系化や規律が必要なことを心得ています。

   

人生においては規則的で秩序立っていること、そうすれば作品の中では乱暴で独創的になれるだろう

ギュスターヴ・フローベール

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プロのアーティストは、クリエイティブで生産性のある時間を大切にし、メールの返信、ツイッターやFacebookの更新といった日常的な時間浪費タスクを後回しにすることの重要性を分かっています。活動予定の調整、作業場の整頓、自らのクリエイティブな生産性を脅かすような邪魔が入るのを避けることの重要性を分かっています。

    

  

7. 作品を完成させない 

  

アマチュアは常に自分の作品の編集、修正、再構成、やり直しやレコーディングし直しに忙しく、いつまでたっても完成が見えません。

  

これは先に進んで次の作品に取り掛かる妨げになるだけでなく、その作品を世に出す機会を逃していることになります。彼らは自分が単に“完璧主義者”で、あと少し時間をかけたら完成すると自分に言い聞かせています。

   

次の作品の種は、今の作品の不完全性の中に眠っている。そうした不完全性が君を導いてくれる。その不完全性は、再考や発展を必要とする事柄への有益で客観的かつ非批判的なガイドなのだ。

—デヴィッド・ベイルズ

     

プロのアーティストは、作品は過程であって完璧になることなどないと学習しています。

  

それを受け止める事を学び、批評や不理解を承知で作品を生み出し、発表し続けます。また、一つの作品の完成が早いほど次の作品に取り掛かるのが早くなることを分かっています。なので一つ一つの作品が旅の目的地点ではなく、単なる足掛かりです。

  

彼らはアート作品と自分を過剰に同一視したり、その作品をアーティストとしての自分のアイデンティティーの一部としてしまうようなミスは犯しません。単に作品を手放せるのは、その経験により知るべきだった事を学び終えたと分かっているからです。

  

   

8. 何をするにしても習うことに忙しい 

   

   

アマチュアは大抵、読書やワークショップの参加に忙しく、滅多にアート制作の時間を作ろうとしません。

  

プロは、学ぶべき事は常にいくらでもあるが失敗したりやっていくうちに学べると分かっています。最高の教師はほぼいつも経験であり、失敗が早いほど知るべき事を早く学ぶことができると分かっているのです。

  

本や教室やワークショップは、あなたの実際のアート制作を邪魔しなければとても素晴らしいものです。

  

プロは、その本に書かれたすべての技術を知らなくてはダメだと心配したり、“もしこうだったら”と行き詰まったりもしません。端的に基本を学び、仕事に取り掛かり、進めていくにつれ知るべき事を発見していきます。

   

   

9. アーティスト同士のコミュニティーから距離を置く

  

アーティスト、作家、ミュージシャンなど、私達はクリエーターであるだけでなく消費者でもあります。同分野のアーティストの作品で身の回りを埋め尽くすだけでなく、そのアーティスト達の中に身を置く必要があります。

  

 読む時間がなければ、書く時間(もしくは手段)もない。それだけのことだ。

スティーヴン・キング

  

作家なら他の人の作品を読む必要があります。ミュージシャンなら他の人の音楽を聴く必要があります。視覚的アーティストなら他の人のアートや写真を見る必要があります。それは羨やんだり自分を哀れみ自己嫌悪に陥るためではなく、自分の頭から抜け出して新たな視点で世界を見るためです。

  

また、自分以外のアーティストやより大きなコミュニティーとの繋がりが必要です。

  

アマチュアのアーティストは他のアーティストの成功を羨むか、自分なんて注目に値しないと感じて自らを他のアーティスト達から孤立させる傾向があまりにも強すぎます。

  

アーティスト集団の持つ力や、外へ出て彼らとの繋がりを持つ事の大切さについては、このサイトでも十分にお話ししてきました。(省略)

      

プロのアーティストであるとは

  

つまるところ自分のアートを真摯に受け止めるということです。

  

もしプロのアーティスト、作家、写真家、ミュージシャン、その他どんなタイプであろうと創造の天才になりたいのなら、その分野のプロがしていることをする必要があります。

  

プロであるとは、オシャレな名刺を持つことでも、大金を稼ぐことでもありません。(それも良いですけどね!)

  

プロであるとは単純に、取り憑かれたような自分の創作熱を受け止め、それをキャリアにしているということです。

  

「アートを作りたいし、作る必要があるから作る。」

  

これに向き合いましょう。お金のためにしているのではありませんが、お金がなければ時間も制作のためのエネルギーも得られないということにも気付かなければなりません。

   

先人たちから学ぶ努力をし、やるべきことをやり、いつも自分のアートに生きるべし!

   

元記事 9 Warning Signs of an Amateur Artist(英語)
http://skinnyartist.com/9-warning-signs-of-an-amateur-artist/