NPRの人気企画『Tiny Desk Concert(タイニー・デスク・コンサート)』のレコーディング方法を公開

Tiny Deskのジョシュ・ロゴシンが解説

  

2017年1月30日
NPR Music

  

 

(以下はこのYouTube動画の音声を和訳したものです。)

  


  

  

Tiny Deskレコーディング担当 ジョシュ・ロゴシン

 

どうもジョシュ・ロゴシンです。僕は、ここNPR(米国公共ラジオネットワーク)のボブ・ボイレン氏のデスクで行われるTiny Desk Concert(タイニー・デスク・コンサート)でレコーディングを担当しています。

  

今日はレコーディング時のマイクの設置方法をお見せします。

   

もしかしたらステレオマイク一本でコンサートを丸ごと録音する人もいるでしょう。僕たちもそうやってこのTiny Deskを始めました。

  

  

Sennheiser(ゼンハイザー) MKH 418S

 

こちらはMSステレオマイク(Sennheiser MKH 418S)です。

  

デコード処理やポストプロダクションを意味しますが、もしSony D50(下の写真)や Zoomレコーダー等の録音装置内蔵マイクをお持ちなら、勿論それを中央に設置するマイクとして使うこともできます。

 

Sony D50

 

  

  

でも他のマイクも使うよね…

  

  

次は、ピアノ用のマイクの設置方法です。僕のお気に入りはSennheiser MKH 40(カーディオイド指向性コンデンサーマイク)です。

 

カーディオイド指向性コンデンサーマイク Sennheiser MKH 40

 

このマイクをクランプでピアノの背面の板の縁に45度の角度で固定します。Tiny Deskはすごく狭いスペースで行われるので、僕はピアノをこの本棚に沿わせるように移動しなくてはいけません。

  

  

 

頑張ってピアノを移動。

 

  

ベースは?

 

ステレオマイクの屋外録音で必須なのがウィンドスクリーンです。個々にマイクをあてた楽器のステレオ録音についてはよく考えた方がいいでしょう。

 

マイクにつけるウィンドスクリーンは屋外録音で必須。

 

 

ベースアンプには大抵ダイレクトアウトがあるので、XLRケーブルをベースアンプのアウトに繋げば、ちょっとしたソロでステレオのミックスのレベルイン/アウトに多少のコントロールが得られます。

 

ベースアンプのダイレクトアウト

 

  

 

ギターは?

 

次はギターアンプのマイク設置ですが、その前にギターのチューニングが合っているか確認してくださいね。このギターは…ダメです。

 

「チューニングが合っているか確認してくださいね。」

 

こちらは業界標準マイクのShure SM57です。まずギターアンプのスピーカーの中心を探します。アンプの背面を見れば分かります。マイクをスタンドにさして、このように設置します。

 

Shure SM57をアンプのスピーカーの中心に向け設置。

 

 

その他にアンプに使う僕のお気に入りのマイクはSennheiser E609です

 

ダイナミックマイク Sennheiser E609

 

側方向きフラットタイプのマイクです。XLRケーブルを一本、アンプのスピーカーの中心部に垂らし、マイクの表側をスピーカーに向け、回転を防ぐためテープで固定します。

 

アンプのスピーカー中心部に垂らす

 

  

アコースティック楽器は?

 

アコースティックギターやアコースティックバンジョーにラインアウトが付いている場合、僕はいつもダイレクトアウトを使います。こちらはパッシブタイプのダイレクトボックスです。これ自体で素晴らしい音が鳴るわけではありませんが、マイクと合わせると音をハッキリさせることができます。

 

ダイレクトボックス Whirlwind(ワールウィンド) IMP 2

 

  

Tiny Desk出演志願者の皆さん、一番大事なのは音楽そのものですよ。

 

でも忘れないで、大事なのは音声の忠実性ではなく皆さんの音楽や曲です。

 

携帯で録音するなり曲を記憶するなりして、電話やその他どんな方法でもいいので皆さんの音楽を送ってください。エントリーをお待ちしています。

 

それでは頑張って!