公式発表:Behringer(ベリンガー)がVSTプラグイン搭載の無料DAWを開発中。

By ベン・ロジャーソン
2020年3月9日

 

音楽ソフト市場で主導権を握ることが狙いか?

 

  (写真:Behringer)

 

以前からVSTプラグインの開発を考慮することを示唆していたMusic Tribe社(ベリンガーの親会社)が次なるステップに踏み出し自社のDAWを作成していると発表した。しかもなんと無料にする予定だそうだ。

 

Facebook上の発表で同社は「私たちは自社のMusic Tribe DAWを作成中であることを正式に発表します」と述べている。

 

「とても大きな事業です。少なくとも18カ月掛かる予定で、大規模な開発チームを招集し臨んでいます。」

 

「弊社のDAWにはサンプルや各種VSTに加えてサードパーティーのVSTへのコネクションも含まれる予定です。レコーディングとDJの両方に使える複数ユーザーインターフェースを含む最善のフィーチャーを盛り込むことを目標としています。」

 

「ユーザーの皆さんと一緒にこのDAWを開発し、結果としてユーザーが好むプラットフォームやフィーチャーの共有を促したいと思っています。それにより私たちはユーザーのインプットを考慮することができます。管理するレガシープラットフォームがないのは、私たちにとってチャンスだと思います。既成概念にとらわれず、あらゆるものの良い部分を組み合わせることができるようになるからです。」

 

何より、このDAWは無料にする予定です。全てのミュージシャンが自分の音楽を録音、ミックス、編集、発表できるように力添えしたいと考えています。」

 

 

ベリンガー最大の課題?

 

まだ大きな課題が残っていると締めくくるベリンガーは正しい。世間を騒がせるほどのDAWの開発は困難を極めるが、それよりもっと難しいのはおそらく、今使っているプラットフォームを離れてこのDAWに乗り換えてもらうことだろう。

 

とはいえ数年前には、ベリンガーが多数の製品を発表する世界有数のハードウェアシンセメーカーになるだろうとの予見はいくつかあった。同社がタスクに専念すれば成功は常なのだ。

 

Ableton(エイブルトン)、Steinberg(スタインバーグ)、Image-Line(イメージライン)のような同業他社にとっては脅威であるのか今はまだ信じがたい段階なのか、いずれにせよベリンガーは今回の件について真剣である。しかもどうやら現実的な話のようだ。音楽ソフト市場に大刷新の予感が漂う…

 

 

元記事 MusicRadar(英語)
https://www.musicradar.com/news/its-official-behringer-is-making-a-free-daw-with-built-in-vst-plugins