コールドプレイが語る、アルバム『Everyday Life』の裏話。インタビュー(2019)in ヨルダン【日本語字幕】

 

コールドプレイが前作『A Head Full Of Dreams』から4年ぶりになる8thアルバム『Everyday Life』を完成させ、ヨルダンの首都アンマンで開催するコンサートの模様がYouTubeで全世界に生配信された。 ライブ前の貴重なインタビューでは、ファンからのアルバムにまつわる質問にメンバーたちが答えた。

 

2019年に公式チャンネルで投稿されたものに日本語字幕を追加しています。

  

  

このインタビューの日本語字幕動画を見る↓
https://www.youtube.com/watch?v=4ik59ch9gFE&t=7s

  

(以下はYouTube動画の音声を和訳したものです。) 

司会:ナターシャ
Vo. クリス
Gt. ジョニー
Ba. ガイ
Dr. ウィル

 


 

[ナターシャ]ようこそ、ヨルダンへ。

[全員]どうもナターシャ。

[ナターシャ]来てくれて嬉しいわ。世界中のファンからたくさん質問が届いてるの。早速はじめましょう。

 

《ファティアからの質問》
『Everyday Life』の最初のライブをヨルダンでやることにした理由は?応援してます。

 
[クリス]可愛らしいね。

[ガイ]僕らにとってヨルダンは新鮮なんだ。今まで来たことがなかったからね。それが一番の理由だよ。ツアーで世界中を回ってることが多いし、できるだけ多くのファンに会いに行きたいと思ってる。それがどこであろうとね。そういうのも含めてヨルダンに来ることにしたんだ。

[クリス]ある意味…、大勢でツアーしてると回りやすいルートみたいなのがあって、他にもいっぱい素晴らしい場所はあるのにそこをよけるのは、機材や予算の問題があるからなんだ。ライブしたい場所はたくさんあるけど、あまりにも採算が取れないと難しい。だから今回のアルバムではツアーをやるかわりに、ふだんライブで行けない地域の真ん中でやろうと考えてヨルダンになったんだ。それに中東の真ん中でライブをできるのはうれしいよ。僕らみたいなバンドはそんなに来ないと思うから。

 

 

《ビクターからの質問》
“サンセット”と“サンライズ”で曲の振り分けは、どう決めた?

 

[ガイ]アルバムを2部構成にしようと決めたときは、曲を振り分ける上で大事だったのが2つのバランスが取れてることだった。片方だけでも両方いっぺんに聴いてもおかしくならないようにね。

[クリス]“サンライズ”の曲は厄介な状況を歌ってる歌で、“サンセット”のはその状況にどう対処するかを歌ってる感じかな。陰陽関係みたいなものでもあるね。
 

 

《ハーシュからの質問》
『Everyday Life』のポスターに書かれた“1919”の意味は?収録曲となにか関係がある?

 

[ジョニー]今回のアルバムジャケットは、ある古い写真と関係してるんだ。僕の曾祖父がバンドをやってて、メンバーには大叔父も2人いた。それが 1919年ごろだったんだ。それにこのアルバムは世代を超えたものにしたかった、国境を超えるだけじゃなくてね。だから時をも越えたかったんだ…なんてね(笑)クサい話になりそうだ。

[クリス]普通のアルバムだよ(笑)

[ジョニー]だな(笑)何世紀も時を越えてってか(笑)

 

 

 

《アリからの質問》
なぜ『Everyday Life』を2部構成に?“サンライズ”と“サンセット”の違いは?音楽や歌詞的に何かあれば教えてください。

 

[クリス]夏にみんなでパリにいたとき、ガイが“今あるやつを全部聴いてみよう”と言い出したんだ。それで僕に曲順を決めてと言うから—、ガイは3分くらいしかくれなかったけど、僕は別の部屋に行って曲順を決めてみたら長すぎると思った。でもどの曲も削りたくなかった。それからみんなで聴いてみたらそんなに長くなくて、ガイが予想外にも“いいね”と言ったんだ。それで僕ら4人とフィルで少し話して、曲数は多いけど2つに分ければいいとなった。それまで2部構成はナシにしてたけど、今のコールドプレイが目指すのは、恐怖心を一切捨てることなんだ。だから“ク◯くらえ”って…あ、まずかった?YouTubeは “汚い”言葉禁止?

[スタッフ]なんて言ったの?

[クリス]なんでもない。

   

[ナターシャ]今回のアルバムで はじめて“explicit(露骨な表現の)”言葉を使ったのはなぜ?

  

[クリス]僕らの制作は見事な流れで出来てる。なんていうか、1曲が出来上がるには一連の“扉”をくぐらないといけない。僕が夜中にアイデアを思いついて、ジョニーに感想を聞いて“俺もやるよ”と言えばレベル2へ進める。次に、ガイに持ちかけてイエスかノーか聞く。ガイがイエスと言えば、レベル3へ昇格する。でも最大の難関が—(全員笑う)—レベル4でウィルの扉だ。ウィルはこのバンドのまとめ役だし、いわば…情緒面での“耽美主義者”なんだ—言葉あってる?


[ウィル]ああ。嬉しいよ、ありがとう。

[クリス]ウィルが共感したり認めないとその扉はくぐれないから、ごみ箱行きにするしかないんだ。今まで一度も…というか、曲を書いてたら汚い言葉が出てくることもある。でもウィルはそのたびに扉をしめるんだ。“だめだ キレイに書き直して来い”って(笑)本当にそんな感じだよ。

[ウィル]俺にとってはそこが大事なんだ。“これがキレイか?”ってね。

[クリス]そう言われるんだ。今回のアルバムには汚い言葉がいくつか入ってるけど、ウィルが何も言わなかったからOKってことだと思う。

[ナターシャ]扉が開いたのね。

[ウィル]一時的にね(笑)

[クリス]理由は知らないから、ぜひ聞いてみたい。気づかなかったのか、リアルだからよかったのか。

[ウィル]いや大体あたってるよ。言葉は考えれば…もっと優雅な言い方もできると思う。汚い言葉がすごく便利で必要な時もあるけど、使いすぎると効果が弱まる。今までクリスは汚い言葉を使わずよく我慢した。このアルバムで使うまでとっといてくれて、ありがとう。

[クリス]ありがとう、やっとお許しが出た(笑)

[ナターシャ]次はガイに質問よ。あなたは質問に答えないことで有名だけど…

[ガイ]今は答えてるよ(笑)

 

 

《エマニュエルからの質問》
『Everyday Life』の収録曲で、前からあった曲やデモを作り直したのは何曲ぐらい?

 

[ガイ]ほかのアルバムもだけど、今回のアルバムの中には、結果的に前作の曲から着想や構想を受け継いだものが含まれてる。あるフレーズの断片やコード進行、歌詞、タイトルとか、その時のアルバムには合わなかったけどいつか使えそうと思ったものだ。寝かせておけばいつか良いタイミングで出せると思ってた。

 

 ——–

 

[ナターシャ]ジョンからの質問を読むわね。“どんな世界規模の出来事が…”

[クリス]ジョンはどこの人?

[ナターシャ]残念ながら書いてないの。

[クリス]じゃあ想像しよう。

[ナターシャ]そうね。

[クリス]どんな人だと思う?

[ジョニー]背が高くてイケメンだな。

[クリス]自分のことか?(笑)

[ジョニー]ひげヅラで、お前(クリス)の隣に座ってるヤツ(笑)

[クリス]OK 話を戻そう。

[ナターシャ]イケメンのジョンからの質問はこうよ(笑)

 

 

“どんな世界規模の出来事が『Everyday Life』を作るきっかけに?”

  

[クリス]素晴らしい質問だね。ありとあらゆることだよ。今回の曲には内から外の視点もあれば、外から内の視点が強いものもある。分かりにくいかな。僕らの個人的な体験の曲もあれば、世間で起きていることへの僕らの個人的な視点の曲もある。他の人たちの立場に立って書いた曲もあるしね。今の世の中は “異なっていること”をひどく恐れる風潮にあるように思う。あの人種はどうだとか、あいつらは恐ろしいやつらだとか。でも僕らはささやかながら、そういう視点に反発してるんだと思う。誰もが大切で魅力的な存在だから。とはいえ、(このアルバムには)恋愛の歌も入ってるけどね。

 

 

 

[ナターシャ]ギャビーからウィルへの質問よ。“『Everyday Life』が世界をどう変えると思う?”

 

[ウィル]世界をどう変えるか…?ちょっと考えさせて。

[クリス]簡単じゃないか(笑)

[ウィル]このアルバムは、コールドプレイの音楽を聴く人たちに僕らの信じてるものを伝えられる機会だと思う。ポジティブな感情や一体感を広げたい。僕らは本当にラッキーだよ。この機会を使ってみんなに何か良いことをしたい。一種の連帯感を感じられるように。

[クリス]コールドプレイの在り方を見てくれたら一番分かりやすいと思う。それぞれ違っても協働することはできるとね。

 

 

[ナターシャ]次の質問はリズからジョニーへ。“このアルバムのツアーはやる?”

 

[ジョニー]ん〜…やらない。簡単な質問だったな(笑)

[クリス]今日からツアーだけど月曜日には終わる。

[ジョニー]3日間しかない(笑)

[クリス](ライブは)2日間のツアーだ(笑)YouTubeでライブができるなんてありがたいよ。一度にワールドツアーができるからね。でもツアーをしたい欲求も高くなってるよ。

[ナターシャ]私たちも楽しみだわ。

[クリス]“私たち”って?

[ナターシャ]みんなよ(笑)

 

——– 

 

[クリス]自分たちがジャケットに写ったのは初めてなんだ。

[ナターシャ]そうだったのね。

[クリス]最後になるかも。

[ナターシャ]そんなこと言わないで(笑)

[ウィル]良い頃合いだったな(笑)

 

———

 

[クリス]これは言っておきたい。いつも“これが最後のアルバムだ”と言うのは、そのアルバムにすべてを出し切ってるからなんだ。走り終えたマラソンランナーに“明日は何時に走る?”と聞いたら、“ちょっと休ませてくれ”ってなるだろう、それと同じだよ。でも今回のは言わなかったな。

[ウィル]ああ。

[クリス]最後のアルバムじゃなさそうだ。

[ウィル]最後って声もあるぞ(笑)

 

 

《キシメア&ナタリアからの質問》
『Everyday Life』の制作で楽しかったことは?コールドプレイ大好き!

 

[ウィル]今回のレコーディングは本当に素晴らしかった。面白い場所で濃密な時間を、みんなで一緒に過ごしたんだ。印象的だったのは、このアルバムの土台が固まってきたトスカーナの丘にある小屋でのことだ。みんなで一つ屋根の下に住んで食事して作業して、素晴らしい時間だった。すごく良い思い出だよ。そこでの2週間でたくさん良い音楽が生まれたしね。

 

 

《イヤドからの質問》
『Everyday Life』のなかで一番個人的な曲はどれ?

 

[クリス]いい質問だね、全部だよ。個人的にならざるを得ないんだ。

 

 

[ナターシャ]タニヤからの質問よ。“このアルバムで お気に入りの箇所は?歌詞、リフ、ビートなど。”

 

[ジョニー]『Arabesque』の管楽器だね。

[ガイ]それ言おうと思ったのに。

[ジョニー]早いもん勝ちだ(笑)

[クリス]アルバムのオープニング曲かな。ピアノの曲にデイブが(弦楽器で)別のメロディーを乗せてくれて、それがすごく良かったんだ。それからデイブが弦楽器でデモを作ってくれてたのを聴いて、当初のオープニング曲はやめてデイブのを“サンライズ”に入れたよ。当初のはあまり好きじゃなかったし。実際、誰も気に入ってなかった。だからだ(笑)

[ジョニー]だから好きって?(笑)

[ナターシャ]コメントに困るわ(笑)

[クリス]でも全部好きだよ。

[ガイ]今は『Champion of the World』を演奏するのが好きかな。すごく“バンドをやってる”って感じがするから。やってて楽しいし、バンドらしいエネルギーを持った曲だよ。

[ウィル]今は『Everyday Life』の2番の部分が好きだ。クリスの声音が録音に捉えられてて、いくらか声も足されてる。

[クリス]誰の?

[ウィル]どっかの野郎のだ。

[クリス]お前のだろ。

[ウィル]ああ、でも妻も参加してる。

[クリス]ウィルの奥さんがね。

[ウィル]妻はすごく良いシンガーだし、歌うのが大好きなんだ。レコーディングを一緒にやったときは本当に楽しかったよ。みんなで歌ったやつをボイスメモに保存してあるんだけど、妻に自分の素晴らしさを思い出してほしくて、たまにそれを(妻に)送るんだ。だからこの曲が一番記憶に残ってる。

[クリス]ちゃんとギャラ払った?(笑)

  

 
[ナターシャ]今日はファンのために一曲歌う予定だったけど、クリスの声の問題で断念したのよね。

[クリス]今日は歌えないんだ。土曜日まで待ってほしい。宿題が終わらない子供みたいだね(笑)

[ナターシャ]数日のばしましょう。


[クリス]学生のころ、よく小論文の提出期限をのばしてもらいに先生の家に行ったよ。期限に厳しい先生だったから僕はすごくビビってた。今まさにそんな感じだけど、もう数日だけ待ってくれたらその曲をライブでやるつもりだよ。バンドでね。

[ナターシャ]数日中に見られるかしら。

[クリス]ああ、どの曲だっけ?『Sparks』か『Viva la Vida.』?両方やるよ。

[ナターシャ]今日は来てくれてありがとう。

[全員]こちらこそ。

[クリス]みんなも見てくれてありがとう。

 

 

⬇️翻訳元YouTube動画(英語)

Everyday Life Q&A from Jordan

 

 

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