マリリン・マンソンの性的虐待問題と著名人たちの反応「アイツはクソ野郎だ!!」、「私といた時はそのような人ではなかった。」

 

2021年2月1日、俳優エヴァン・レイチェル・ウッドさんが人気ロック歌手 マリリン・マンソンさんの虐待を告発しました。 様々な証言が錯綜する中、物議を醸している本件について、海外メディアの記事をもとに著名人たちの反応をまとめました。

 

 

(左)ウェス・ボーランド、(中央)マリリン・マンソン、(右)エヴァン・レイチェル・ウッド

 

このまとめ動画を見る方はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=HEYx3gm89fs&t=500s

 

1:02​ マリリン・マンソンについて
2:05​ エヴァン・レイチェル・ウッドについて
2:36​ 今回の告発の経緯
4:38​ ウェス・ボーランド(リンプ・ビズキット)
6:20​ トレント・レズナー(ナイン・インチ・ネイルズ)
9:05​ シャロン・オズボーン(オジー・オズボーンの妻)
9:54​ ディタ・フォン・ティース(マンソンの元妻)
11:54​ ローズ・マッゴーワン(マンソンの元婚約者)

 

この動画の内容をテキストで読む方は以下をどうぞ↓動画の方が多少情報量が多いです。)

 

2021年2月1日にアメリカの俳優 エヴァン・レイチェル・ウッドさんが自身のInstagramの投稿で、ロック歌手のマリリンマンソンこと、本名ブライアンワーナーさんから虐待を受けていたと告発しました。

エヴァンさんはこれまで虐待した人物の名前は明かさずに虐待について告白していましたが、その人物が世界的に知られる人物だったということが明るみになり世間を震撼させました。

 

今回の騒動について、マンソンさんは所属レーベルから契約を解除される事態にまで発展していますが、業界関係者たちも様々な反応を寄せています。この動画では主に海外メディアの記事をもとに今回の騒動についてお伝えします。

 

■マリリン・マンソンについて

告発されたマリリン・マンソンさんは、カルト的な人気を誇るロックアーティストです。1989年に母体となるバンドを結成し活動を開始、1998年にリリースした「メカニカル・アニマルズ」というアルバムのヒットで日本でも多くのファンを獲得するに至りました。

ステージネームである「マリリン・マンソン」は、言わずとしれた大スター「マリリン・モンロー」と米国史に名を残す殺人鬼「チャールズ・マンソン」の名前をかけあわせた造語ネームです。初期のバンドメンバーは全員このような著名人と殺人鬼の名前をかけ合わせたステージネームを使用していました。

 

■告発者 エヴァン・レイチェル・ウッドについて

今回マンソンさんを告発したのはアメリカの俳優 エヴァン・レイチェル・ウッドさん。今年33歳になる彼女はかなり幼い頃から活動キャリアを持つ俳優さんで、最近では日本でも人気のある海外ドラマ「ウエスト・ワールド」でメインキャストを務めており、現在も出演中です。

 

■告発の経緯

エヴァンさんが行った告発の内容は以下のとおり。

「私を虐待したのはブライアンワーナー、世界にはマリリン・マンソンとして知られています。彼は私が10代の時にグルーミング(性的目的のために精神的に支配すること)を始め、何年にもわたって私に酷い虐待をしてきました。私は洗脳され、服従するように操られたのです。報復、名誉棄損、脅迫を恐れながら生きるのは、もうたくさんです。この危険な男をみんなに知ってもらい、彼を野放しにしてきた多くの業界に呼びかけ、これ以上被害者が出ないようにするために私はこうして発言しています。私は沈黙を破る決意をした被害者の方たちを支持します。」

 

エヴァンさんの告発後、懐柔・虐待・洗脳を理由にほかにも4名の女性が名乗りをあげ、計5名の女性から告発がなされています。

エヴァンさんは19歳だった2007年頃からマンソンさんと交際をはじめ、2010年に婚約を発表しますが、同年8月には婚約を解消しています。

さらに彼女の親はユダヤ教信者でしたが、二人が喧嘩した際には、ユダヤ人に対して差別的な内容やその象徴でもあるナチスのシンボル「ハーケンクロイツ」を嫌がらせとして描いたとか。マンソンさんのアートワークやライブパフォーマンスにはこれまでも度々このようなモチーフが扱われてきたため、ファン的にはさもありなんといった感じかもしれませんが、当事者からしてみれば衝撃的なできごとだったことでしょう。

これについては、他の女性からも声があがっており、モデルのアシュリー・リンジーモーガンさんはジアにあるナチスの記念品を購入して米国に持ってきてくれ」と頼まれたと主張しています。

 

  

〈業界関係者たちの反応

 

■ウェス・ボーランド(Limp Bizkitのギタリスト)

ロックバンド、リンプ・ビズキットのギタリストであるウェス・ボーランドさんはこの件について「マンソンは悪い奴、自分の中の悪魔と向き合うべき」と激しく非難しています。

 

Twitchで話すウェス・ボーランド

 

2008年にマンソンバンドからギターが不在になった際に、サポートメンバーとして加入したことがあるボーランドさん。

告発のあった数日後、2月8日にゲーム配信サイト、ツイッチでの番組にゲスト出演していた彼は、マンソンさんについて「マンソンはいい奴じゃない。みんなが彼について言っていることはどれも紛れもない真実だ…本当のことを話してるよ」と発言。加えて、マンソンは「素晴らしく才能がある」が「頭がおかしい、抑制されるべきだしシラフになって自分の中の悪魔と折り合いをつける必要がある」と強調しました。

また、エヴァンさんと交際中だった頃のマンソンさんを知っていると話し、「マンソンの家にいったんだ。ひどかった。この女性たちが言ってることにあーだこーだ言う奴がいたら、俺なら”fuck you”って言ってやる。これ以上言いようがない。暗い話で悪いけど、あの男はありえない。さよなら。さっさと出てけって感じだ」と続けました。

  

 

■トレント・レズナー(Nine inch naild / 音楽プロデューサー)

インダストリアルロックバンド、ナインインチネイルズの発起人で音楽プロデューサーとしても知られるトレント・レズナーさんは「マンソンが人として嫌いということはもう何年も言い続けているし、縁を切ってから25年近くになる」と非難しています。

 

トレント・レズナー(左)とマリリン・マンソン(右)

 

レズナーさんは1994年に自身のレーベル「ナッシングレコード」にマンソンさんを迎え入れ、アルバム「ポートレイト・オブ・アン・アメリカンファミリー」や「スメルズ・ライク・チルドレン」を発表しました。マンソンの成功の立役者とも言えるレズナーさんですが、数年前からマンソンさんとは不仲だったようで、2009年のSPIN誌のインタビューでは「悪意があって、成功するためなら誰の顔でも踏みつけるし慎みもくそもない奴」と非難しています。「プロデュースしていた当時のマンソンはアルコールやドラッグに手を出すフリをしていただけだった。今の彼を見ているとドラッグとアルコールが彼の人生を支配し、彼は愚かなピエロになっている」と語っています。

2017年にマンソンさんはレズナーさんと和解したと断言していましたが、その一方で、1998年に発表されたマンソンさんの自伝『ザロングハードロードアウトオブヘル』からの抜粋がネット上で物議を醸したことがあります。この本の中で、90年代にマンソンさんはレズナーさんと一緒に、酩酊した女性に肉体的・性的暴行を加えたと記し、その際の様子まで描写しています。

これに対しレズナーさんは「当時も言ったが、あのマンソンの自伝の一節はまったくのでっち上げ。あの本が出た時も激怒したし、今でも激怒してる。マンソン自身やこれらの申し立てからは距離を置いており、マンソンとは20年以上前に縁を切っているし、その頃からマンソンを批判的に見ている」と述べています。

 

 

概ね、著名人たちの反応は厳しいものですが、一方で次のような反応をみせる人たちもいます。

 

 

■シャロン・オズボーン(メタル界重鎮の妻)

 

マリリン・マンソン(左)とシャロン・オズボーン(右)

イギリス出身のヘヴィーメタル界の重鎮「ブラックサバス」のボーカリストであるオジー・オズボーンさんは、かつてよりマンソンさんとの交流が知られる仲ですが、その妻であり音楽プロデューサーでもあるシャロン・オズボーンさんは、こうコメントしています。

「私は彼と一緒に何年も仕事をしてきた。彼の寝室で何が起きていたかは知らないし、知りたいとも思わない。けれど、少なくとも彼は目上の女性に対してそのような扱いをしたことは今までなかったわ。」

 

 

■ディタ・フォン・ティース(ダンサー兼モデル / マンソンの元婚約者)

 

ディタ・フォン・ティース

ニューバーレスクの代表的なスターのひとりであり「バーレスクの女王」と称されるダンサー兼モデルのディタ・フォン・ティースさん。2000年頃からマンソンさんとの交際がスタートしました。彼女の猛烈なファンであったマンソンさんは自身の楽曲「モブシーン」のミュージックビデオにも出演を依頼したほどです。

5年の交際の後に2005年に結婚しますが、2006年に離婚を発表。長い調停を経て2007年に離婚が成立しています。この離婚の原因は主にマンソンさんの薬物使用と不倫だったと語られていますが、この不倫の相手が今回の告発元であるエヴァンさんだとも言われています。(エヴァンさんは2006~7年頃からマンソンさんと交際し始めたとされていることから、時期的には離婚成立前にすでに交際していた可能があります。)

ディタさんは今回の件について、以下のように発言しています。

「マンソンに関するニュースを受け止めています。私のことを気にかけてくれた方、その心遣いに感謝します。今回告発されているような内容は、私達がカップルとして過ごした7年間に経験したこととは異なります。もしそうであったなら、2005年12月に彼と結婚することはなかったでしょう。その後に離婚したのは不倫と薬物乱用が原因です。虐待はどのような関係においてもあってはならないものです。虐待経験のある方々は、ヒーリングを行い、そして自分を完全に理解するための強さを身につけることをお勧めします。」

 

 

■ローズ・マッゴーワン(アメリカの俳優 / マンソンの元婚約者)

 

ローズ・マッゴーワン

 

イタリア出身のアメリカの俳優 ローズ・マッゴーワンさんは、ここ近年は表立った活動をしていませんが、日本でも人気を博した海外ドラマ「チャームド」にもメインキャストとして出演していた人物。

彼女は、マンソンさんがディタさんと交際する前、1998年頃にマンソンさんと婚約し、同氏の楽曲「コーマホワイト」のミュージックビデオなどにも出演しています。当時のミュージックアワードでは、かなり際どい衣装を身にまとってレッドカーペットに現れたことは有名ですね。3年半ほどの交際ののち二人は婚約を解消しています。

彼女は自身のInstagramにおいて、告発を行った女性たちの勇気をたたえその意向を支持していますが、一方で「私といたときは彼はそのような人ではなかった」とも付け加えています。また(世間が)被害者女性たちに対して「なぜ名乗り出るのに時間がかかったのか」と問いかけるのをやめるべき、それ自体が「他の人が名乗り出るのを止める原因になります」とも話しています。

「音楽業界を含むエンターテイメント業界は名声や利益のためにトップに君臨している人たちを守り、誰を犠牲にするかを選んでいます。この腐敗は止めなければなりません」と続けています。

 

 

さて、マンソンさんはエヴァンさんの告発を受けた後、自身のInstagramにて「事実を酷く歪めた」ものだと反論しています。性的不品行、操作、身体的・精神的虐待を受けたと主張しているが、性的な関係は「完全に合意のうえだった」と声明を出しています。

 

マリリン・マンソン(左)とリンゼイ・ウーシック(右)

 

さらに現在はコメント欄が閉鎖されていますが、閉鎖前は現在のマンソンさんの妻である写真家 リンゼイ・ウーシックさんがこれに「いいね」をしています。

この現妻リンゼイ・ウーシックさんに対しても、エヴァンさんは警察に届け出を出しており、リンゼイさんが「エヴァンさんを貶める内容の写真を公開する」と脅迫してきた、と言っています。エヴァンさんは「リンゼイ」というアカウント名の相手を彼女だとした前提でそのチャット内容を公開していますが、これについての真偽、どこに届け出が出されたかは明らかにされていません。

またこの告発の後、2月3日にはマンソンさんの友人から警察に通報が入ります。友人はこの騒動のタイミングでマンソンさんと連絡が取れなくなったため、彼の身に何かが起こったのではと心配したそうです。ロス市警がパトカーとヘリコプターを出動し、マンソンさんの自宅に安否確認に向かったところ、警察官達がベルを押しても返事はなく、しばらくして代理人と連絡が取れたといいいます。マンソンさんは無事で、彼はただ単に人前に出たくなかっただけだと伝えています。その間マンソンさんの自宅周辺はロス市警のヘリコプターが旋回し、邸宅にライトを当てて物々しい雰囲気になっていたとのこと。

これ以後、虐待被害に遭ったことを主張する女性達が増え続け、3日時点ではエヴァンさんを含む合計11人が被害を主張しています。

両者の意見が大きく食い違っていることや、多くの人物たちが関心を寄せていることからも、この騒動はしばらく波乱を呼ぶかもしれません。

  

 

参照元:
NME https://www.nme.com/
VOGUE https://www.vogue.com/
SPIN https://www.spin.com/
STOPANTISEMITISM https://www.stopantisemitism.org/
dairydot https://www.dailydot.com/ 

  

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