エルトン・ジョン、ファンが自分好みに音バランスを調整できるライブを実現

MusicRadar
By ベン・ロジャーソン(コンピューター音楽、未来音楽)
2019年10月22日

Peex rXという新たなテクノロジー。

Farewell Yellow Brick Roadはエルトン・ジョンの最後のツアーになるかもしれないが、彼はその公演でも新天地を開拓し続けている。なんとこの公演では、ファンがリアルタイムで自分の好きなようにライブの音バランスを変えることができる。それを可能にしたのが「Peex rX」という小型デバイスを使った新たなテクノロジーだ。

このデバイスは、首のまわりに身に着け付属のイヤフォンで音を聞く。メインのミキシングコンソールからの音が無線送信機を介して同デバイスに送られ、観客は各自の携帯に入れた5チャンネルの子機的ミキシングアプリを使い、それぞれの音を自由に調整することができる。(ボーカル、ギター、キーボード、ベース、ドラム等)

これにより、どこに立っていても座っていても観客が素晴らしい音を聴けるようになることが期待される。付属のイヤフォンにノイズアイソレーションやノイズキャンセリング機能はなく、“ライブ”の雰囲気を味わう余地を残している。

もしエルトン・ジョンのファンがPeexを気に入れば、他のアーティストたちもこれを使い始めるに違いない。全ての観客に良いバランスの音を提供するのが難しい大きなホールのような場所でのポテンシャルは高い。全観客向けのミックスが上手くいきやすい小さなライブハウスではそれほど有効ではないかもしれないが、今にその実力が明らかになるだろう。

元記事 MusicRadar(英語)

https://www.musicradar.com/news/heres-how-elton-john-is-letting-fans-create-their-own-live-sound-mixes-at-his-gigs